ドラマ 火花の評価や感想!小説との比較した結果

2017年2月からNHK総合で放送されている林遣都さんと波岡一喜さん主演のドラマ「火花」は、すでにベストセラー小説の映像化ということで注目を浴びている作品です。

原作が芥川賞受賞作品ということだけでなく、販売数がダブルミリオンを達成するほど人気のストーリーのドラマ「火花」の視聴者の感想をまとめてみました。

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全話を通して評価が高い火花

ドラマ「火花」は、2016年に制作されており有料動画サービス「NETFLIX」でオリジナルドラマとして発表されています。

なので、すでに全話を見ている人もいるわけですが、その感想を見ても全体を通してかなり高評価な作品です。ドラマの枠を超えた作品や近年まれに見る良作との声もあります。

中でも3話以降は一段と面白くなり、8話以降は胸が締め付けられるような感覚になるという感想もありました。

3話では、門脇麦さん演じる神谷を献身的に支える真樹の登場があり、それ以降3人で楽しい時間を過ごしていくようになり、ドラマの中でも一番幸せな時間が描かれています。

また8話以降は、クライマックスに続くつらい現実が重なります。ここで心をつかまれた人も多いようです。

火花はまるで映画のようなドラマ

「火花」の感想の中で多いのが、ドラマがまるで映画のようだという点です。

地上波のドラマでは、45分と時間が決まっているので、無駄な間や、余韻などを残さずカットし、テンポを上げることが多いのですが、もともとNETFLIXのオリジナルドラマだったので、ドラマの時間の使い方が違っているのも特徴です。

今回、NHKで放送されるにあたって、ドラマ用に編集されていますが、それでも余韻というものをきちんと表現されています。

ハンディ感を出したり、ロングショットや長回しなども多用され、フィクションなのにノンフィクションを見ているようなドキュメンタリータッチの450分の映画を作るようなつもりで撮影をしていたそうです。

なので、撮影でも脚本を超えたシーンも多かったようです。静寂や無言を大切にしており、普通のドラマとは一味違った余韻の贅沢さを味わうことができます。

タイアップを意識しない俳優陣も高評価

このドラマのキャスティングには、純粋に物語のキャラクターに合うということを第1条件にして選ばれました。視聴率を持っているとか、人気があるとか、話題性があるという価値を外して選ばれたのが、主演の林遣都さんと波岡一喜さんです。

又吉さん自身も大きく分けたら自身と似ているということを認めていますが、原作を読んでいると主人公・徳永に又吉さんのイメージをだぶらせた人も多いのではないでしょうか。

そんなイメージを壊さず、人見知りが激しい根暗な徳永を林遣都さんが見事に演じています。その演技はまるで憑依しているかのように見えたという感想もありました。

また、だらしなく破天荒でありながら、他とは違う天才肌の芸人を見事演じ切った神谷役の波岡一喜さんの演技も素晴らしいという感想が多いです。波岡さん本人も初めて役を演じるのではなく役になるという経験ができたと語っています。

2人ともプライベートから常に徳永と神谷で生活していたという4か月間だったからこそ、視聴者も本物のように感じることができたのかもしれませんね。

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小説の世界観を崩していないのがイイ

民放のドラマであれば、原作がある作品でも、次回に期待させるためや1話ごとに起承転結をつけたりするために、原作にないエピソードを挟んでいることがあります。しかし、このドラマでは、そういう場面は一切ありません。

もちろん、原作に出ていないキャラクターも登場していますが、原作を深く掘り下げるのに必要な存在理由がきちんとあります。なので、原作を読んでわからなかったところが、ドラマを見て理解できたという感想もありました。

原作を読んでいる人も、空気が壊れていないのでとても見やすく、追加されているシーンなのに再現されていると感じるシーンがあるという声もありました。

また、1話ごとに大きな事件や問題が起こることがなく日常が続いていく構成も、小説を読んでいるときの印象にうまくマッチしています。

漫才シーンが圧巻

火花は芸人に焦点を当てた物語なので、もちろん漫才シーンも数多くあります。物語の中心コンビの「スパークス」でも、「あほんだら」でも、本物の芸人が相方役をしていますが、林遣都さんも波岡一喜さんも俳優とは思えない漫才を披露しています。

話が進んでいくうちに、漫才の完成度が高くなっていくのがすごいという感想や、ひとネタ全長版の漫才シーンがすごいという感想もあります。

実はこの漫才シーンは、リハーサルなしの一発勝負で撮影されているそうです。舞台に立った時の緊張感やライブ感はそういう手法だからこそ、撮影できたのかもしれませんね。

映像にこだわりを感じられるのが魅力

東京の夜景や、熱海での花火シーンなどの映像がきれいという感想も多くありました。ドラマ「火花」では、撮影は日本で主流のデジタルカメラではなく、あえてフィルムで撮影しています。

フィルムで撮影したものは大画面でも映し出せるよう細かなところまで色鮮やかに表現できる上に、ざらつきや揺らぎがでて独特の味のある画面になります。

小説の場合は読みながら頭でイメージしている東京の町や背景、その美しさを目に見えるものとして表現するこだわりがあり、ドラマのクオリティーをあげています。

火花の原作小説との比較

原作小説を書いたお笑い芸人ピースの又吉直樹さんは、ドラマを作るにあたって、新たなエピソードを付け加えるのではなく、原作の延長線上を考えてほしいと伝えたそうです。

その言葉通り、ドラマは原作の文と文の間で起こったであろうシチュエーションを考え抜いて描いています。なので、ドラマは原作小説よりも、一つ一つの出来事がかなり丁寧に描かれている印象があります。

また、徳永と神谷の対話が原作では喫茶店で行われているところを、居酒屋に変更している場所もあります。賑やかな居酒屋から一転、飲みつぶれた後の帰り道の静けさは、大都会の中の孤独感を同時に見せてどこか冷たい東京を感じることができます。

又吉直樹さん自身も舞台で笑ってもらえることをそのまま文字に書いても、面白くないし、逆に文字で面白いものをそのまま映像にしても面白くないことがあると語っています。

このドラマは、小説の面白さを、ただなぞるのではなく、原作プラスαを使い、映像の面白さにうまく変換しています。

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まとめ

ドラマ「火花」は、物語の中で衝撃的なことが連続的に続く展開ではありません。なので、ストーリーがつまらない、間延びしているなどという感想もありました。

けれど、日常というなかに劇的なことなどほとんど起こらないもの。全10話という時間を使えるからこそ、小さな変化を時間とともにじっくりと味わう作品としてはとても評価が高いといえます。

nhkドラマ 火花の放送日や再放送予定などに関する情報

2017.03.04

ドラマ 火花のロケ地の居酒屋や撮影場所に関する情報

2017.03.02

ドラマ 火花のキャストや子役について紹介

2017.03.02

ドラマ 火花のネタバレ・あらすじ1話について

2017.03.01

5 件のコメント

  • 徳永役の林遣都の演技力がすばらく、魅力をは感じる。秘めたハングリーなお笑いにたいする野心をにじみ出るように表現している。
    若者の夢に向かう、純粋さも。
    漫才も気迫が満ちてすばらしい。
    又吉よりうまいかも。
    神谷役の波岡さんも天才肌で徳永と真逆のキャラクターで魅力がある。
    漫才の舞台もプロのよう、役者って、なんにでもなりきるのがすごい。回を重ねるごとに魅力がますドラマ。原作は読んでいませんが。

  • 素晴らしい〜。原作を越えている。何とも切ない感じが主人公2人の演技、画面構成で切々と感じる。セリフの無い長いショットは見ている者にイメージを広げさせる。久しぶりに見応えあり。

  • 原作超えてました 特に最後の3、4回は 手持ちカメラの緩い感じ 漫才シーンで見せる林遣都の演じる徳永 浪岡の「師匠」は最初の方が迫力あったかも 昨日の最終回の「最期の漫才」シーンは涙なしでは観れないもの それだけにドラマの最後の着地が残念 予定調和的でなくてよかったという意見もあるでしょうが別のラストがあったと個人的に思う でも名作

  • 波岡の迫真の演技と林の真摯な演技がまさしく火花を散らして、エネルギーを発露する青春のほろ苦さと哀感をえがいて、静ひつな水脈をたたえたドラマだった。

  • 最近のドラマで一番好きです‼️本当に良かったです(^_^)v
    波岡さんの演技に圧巻でした。近近に吉祥寺に行って
    珈琲にいくつもりです。

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